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宮本武蔵から学ぶ、「最強」になるために心がけるべき9つの法則とは

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五輪は五輪でも、オリンピックではなくて、

『五輪書』

誰もが知る宮本武蔵。
13歳から29歳までの60余りの勝負において、無敗の最強剣士。

五輪書は、宮本武蔵が残した、兵法の指南書であり極意書だ。

宮本武蔵のように強くなりたいとの思いから「五輪書」は多くのアスリートにも読まれていて、海外でもベストセラーになっているとか。

ただし、この無敵の兵法を学ぼうとする前に、心がけるべき前提(法則)が9つあるという。
書の中で、武蔵はこれを「道の法則」と言っている。

サッカー選手を目指し、頑張る息子にも伝えたい内容だ。

できるだけ、サッカーに置き換えて伝えてみる。

一. よこしまな心を起こさず、正しいことを考えること

「よこしま」とは、正しくないこと、心がねじまがっていること。
武蔵は道を極めるのに、この心ほど邪魔なものはないという。

サッカーにおいても同じだ。

自分が成り上がるため(レギュラーになるために)に、あるいは試合で相手に勝つために、いつも正々堂々と勝負しないといけない。

中には、人の失敗を望む者もいるが、これはもってのほかである。

個人のスキル以外の部分で、一時的に相手に勝ったとしても、いずれ綻びが出てしまうだろう。

いつも正しい心で取り組もう
二.兵法の道は鍛錬にある

サッカーがうまくなりたいのなら、練習するしかないですね。
とてもシンプルな考え。

練習でできないことが試合でできるわけがない
だから日頃から、試合をイメージして練習することが大事だ。
この練習は、試合のどの場面で使えるのだろうかと考えながら練習するのだ。

武蔵は、鍛錬に鍛錬を積み、剣の使い方を学び、勝利に再現性を求めてきた。
無駄を嫌う武蔵の鍛錬は、きっと、生きるか死ぬかの真剣勝負をいつも念頭においたものだったはずだ。

武蔵は「勝つには勝ったが、たまたま勝った」ではダメで、勝つべくして勝たなければ満足しなかったようだ。

三.諸芸に触れる

これは、言うなれば、いろいろなポジションを経験することも大切だということでしょうか。

自分が好きなポジション、得意なポジションだけでなく、GKもDFもMFもFWもやってみる。

あるいは、審判やラインズマンだってやってみることで、新たな気づきを得られるはずだ。

四.様々な職能の道を知る

サッカーだけでなく、他の競技を観ること、体験することが大事ということだろう。

さまざまなスポーツを経験することで、身体の使い方を覚えれば、きっとサッカーにも活かせるだろう。

様々な経験が技術向上のヒントになる
五.物事の利害損得を見抜く

例えば、サッカーの試合中であれば、相手が何をしたがっているのか?
相手に対して、自分がどう対応すると相手に打撃を与えることができるのか?

頭をフル回転させて、相手の考えを見抜く必要があるということ。

六.物事の本質を見極める

今起きている状況の原因を見極めるということだろう。

例えば、試合等で自分やチームが劣勢だった場合、この劣勢の原因は何なのか?
どうすれば状況を打開できるかを考えなければならない。

サッカーの本質は何だ
七.目には映らないところも推理し、察知する

試合中でも、練習中でも「目」だけの情報に頼ってはいけない(目から情報は特に大事だが)。

相手のコンディションはどうなのか?心理状態はどうか?
相手のモチベーションやバックグラウンドの部分も勘案する必要があるということだろう。

目に見えているものが全てではない。考えよ。
八.微細な変化、動きを見逃さないこと

相手の動き、息遣い、クセ、試合中でもよく観察し、弱点があればそれを見逃さないこと。

また、サッカーはチームプレイなので、味方選手の動きもよく観察する必要があるだろう。

味方は疲れていないか?その味方に対して、自分はどうフォローしてあげられるのかを考えることができればベストだ。

九.役に立たないことはやらないこと

試合を想定した練習に集中せよとのことだろう。

役に立たない練習ばかりをしても試合には勝てない。

また、サッカーは時間が限られ、ある意味では体力の勝負でもある。
試合中の無駄な動き、役に立たない動きは制御していく必要がある。


やることが多くてお腹がいっぱいだ・・・。
でも、これは、五輪書に記載されている技術を学ぶ前の、あくまで前提事項となる心掛けだ。でもこれらをどれだけ突き詰めてできるかが、強くなれるか否かの大きな分かれ目となるだろう。

さすが、厳しい。

宮本武蔵は言う。

「相手に勝つためには、心・技・体すべてで相手を凌駕する必要がある」

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