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知識はゼロでも、米国株投資で1億円!

読書感想
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この時期「ボーナス」というカタチでまとまったお金を手にする方もいるかと思います。

そして、このボーナスの使い道の有力候補として、毎度浮上するのが「投資」ではないでしょうか。

よく「貯蓄より投資」と言われますよね。

でも、実際にどのような投資商品を購入すれば良いのか?

多くの方が迷うところだと思います。

先日、友人から「わかりやすくて面白いよ」と勧められて、こちらの本を読んでみました。

『英語力、知識ゼロから始める!【エル式】米国株投資で1億円』
<ダイヤモンド社 1,400円(税抜)>


なんと言っても、タイトルがキャッチーです。

知識なしで1億円なんて具体的な金額がタイトルに入っていると、気になってしまいますね。

表紙の絵も目立ちます。

タイトルのとおり、米国株投資を強くすすめる本です。

なぜ、日本ではないのか?

あるいは、他の先進国ではなく、あえて米国なのか?


この本にとてもわかりやすく書かれています。

著者は、大手金融機関に勤めながら40歳のときに「2020年までに早期リタイヤする」ことを目標に掲げ、米国株メインに資産1億円を築き、中学生と高校生の子どもを抱えながらも計画前倒しで、2019年1月に51歳で早期退職を成し遂げたという、スゴ腕の個人投資家であり、人気ブロガーのようです。

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なぜ米国株か?

本の中で、いくつも米国株投資のメリットが丁寧に述べられています。


その中でも私的には、特に、投資先(国)を選定するうえで大きなポイントとなるが「生産年齢人口」なんだと思いました。

「生産年齢人口」とは、15歳〜64歳の人口のことを言いますね。
その名のとおり生産活動(仕事)に就いていて、労働の中核を担う人の数のこと。

この「生産年齢人口」が増えない、あるいは減り続けていると今後の経済発展(成長)が見込みにくいのです。


そして、我らが日本は周知の事実、ご存知「少子高齢化社会」と言われ、難しい状況に陥っています。


一方、米国は2010年に人口ボーナス期※は終えていますが、今でも人口流入は活発であり、主要先進国の中でも唯一人口が増え続けているようです。


人口ボーナス・・・総人口に占める生産年齢人口の割合が上昇し、労働力増加率が人口増加率よりも高くなり、労働力が豊富な状況になること。


単純に、人口が多いということは、国家を支える働き手が多いということ。
そのうえ米国はテクノロジーの発展も速く、ポテンシャルが高い。


さらに、米国は企業の収益性をを高める株主重視のコーポレート・ガバナンスが浸透しているため、経営者や経営陣は収益性を高めるための努力を怠らない。


米国株式市場も収益性の低い会社は容赦なく追い出そうとするので、市場の新陳代謝(上場企業の入れ替わり)が進んで、結果的に収益性の高い精鋭メンバー(企業)が米国市場には残っている。


そして何より、マーケットの歴史が古く、これまで幾度となく経済危機に見舞われてきたが、長い目で見れば右肩上りの成長を続けてきた実績があるというのが米国の強みだと言えますね。

「S&P500」と投資の神様の遺言

米国株投資を検討するにあたり、無視できないのは「S&P500」の存在。


S&P とは、米国に本社をおく格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(Standard & Poor’s)の略称で、S&P 500とは、米国株式市場の動向を示す株価指数のこと。


この指標は、ニューヨーク市場(NASDAQ)に上場している代表的な500銘柄の時価総額をベースにした指数で、ニューヨーク市場(NASDAQ)の時価総額の75%をカバーしているので、市場全体の動きを表す指標だと言われている。


S&P 500に連動した投資商品は人気商品で、世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイCEOで、投資の神様と言われる、あのウォーレン・バフェット氏も妻への遺言としてこう言っています。


「私が死んだら、資産の9割はS&P 500に連動したインデックスファンドに投資し、残りの1割を米国債で運用しなさい」


つまり投資の神様も最後は米国投資一択を強く勧めているということですね。

米国株投資は選択肢に入れるべき?

私は投資に関して見解を述べるほどの知識も経験もない(サッカーと同じでど素人)。


でも、この本を読んで、投資のポートフォリオに「米国」が入っているのは、アリだなぁと思いました。


本の中でも述べられていましたが、米国の市場は「株主資本利益率(ROE)」を重視し、投資家ファーストの傾向が強い
これは投資する側からしてみると嬉しいことですよね。
(最近、行き過ぎた株主資本主義を見直す動きも見られるようですが)


あと、米国には敏腕経営者が多いということも魅力だと思う。
日本は会社独自の謎の評価制度や謎の文化に基づき、独特な出世リレーを勝ち抜いた人物が社長になることが大半。
つまり経営などやったことがない人が突然経営者になるのですね・・・。


米国はどうか?

米国は経営者としての訓練を積んだ人物や、経営者としての経験が豊富な人物が経営者になる。いわゆる「プロ」の経営者が多いと聞きます。

というわけで、この辺で終わります。

投資先としての米国。

魅力的ですね。

しかし、この本、とても面白かったし、とても勉強になりました。

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