週末は、なるべく読書をすると決めています。
「なるべく」とは弱気・・・。
週末は子ども習い事の付き添いやらなんだかんだで、いろいろと忙しいのですが(言い訳)。
でも、みんな忙しいのです。理由はなんであれ。
自分のスキルアップのために、得た知識を子ども伝えていくために、頑張って本を読みます。
先週末に読んだ(読み終えた)本ですが、
『マインドセット「やればできる!」の研究』
<草思社 1700円(税抜)>
やればできるのマインドセットと聞いては、読まずにいられないです。笑
タイトルに惹かれて購入。
著者は、キャロル・S・ドゥエックという方。
この方は、社会心理学、発達心理学の世界的な権威とのこと。
スタンフォード大学の教授でもあり、これまで、モチベーションや人間関係、メンタルヘルスに関する研究で大きな業績をあげているようです。
この本、とても面白かったですし、とても勉強になりました。
自分の人生、どう活かしていくか、あるいは無駄にしてしまうか、すべては自分のマインドセット次第とキャロル・S・ドゥエック先生は主張しています。
人はみな、幸福で豊かな人生を送りたいですよね。
そのため、私たちはどういったマインドセットでいるべきなのでしょうか?
人間のマインドセットは大きく2種類
本の中では、人間のマインドセットは大きく2種類に分類されると言います。
それは、
「硬直マインドセット(fixed mindset)」と「しなやかマインドセット(growth mindset)」です。
「硬直マインドセット(fixed mindset)」は、自分の能力は固定的(フィックスト)でいつも変わらない、と信じること。
例えば、学校でも職場でも、自分の有能さを示すことばかりに心を奪われる人です。
一方、「しなやかマインドセット(growth mindset)」は、人間の資質は努力次第で伸ばすこと(グロース)ができるという信念を持っていること。
例えば、物事が思い通りにいかなくても、粘り強い頑張りを見せる人です。
幸せになりたければ信念が大事
人間はみな、自分の身に今何が起きているのか?
そしてそれはどういうことを意味するのか?を常に考えているようです。
そのおかげで、人は自分を見失わずにいられるのですが、今起きていることを極端に解釈する人は、必要以上に不安や怒りの感情をつのらせたり、誤った優越感を抱いたりしがちであると言います。
特に「硬直マインドセット(fixed mindset)」の人は、極端な評価を下しがちのようです。
良いことがあれば過度にポジティブな反応を示し、悪いことが起きれば、過度にネガティブな反応を示す。
一方、「しなやかマインドセット(growth mindset)」の人は、物事の良し悪しを敏感に捉えてはいるが、関心の中心は学習や建設的行動に向けられる。
この体験から何を学ぶことができるか?といった具合に。
そして、このしなやかマインドセットの根底にあるのは「人は変われる」という信念なのである。
感想
もう、どちらのマインドセットでいる方が、豊かな人生を歩めるか、わかりますよね〜。
どのようなマインドセットでいるかは、自分で選択できるのですから。
ビジネス界でもスポーツ界でも、偉大なリーダーは常に謙虚で控えめで、かつ「しなやかマインドセット(growth mindset)」の持ち主のようです。
でも、みな最初から、このマインドを持っていたかというとそうでもなく、自らの意志によって変わることができたようです。
では、どうすれば「しなやかマインドセット(growth mindset)」を身につけることができるのか?
本の中で、その具体的な方法までの記載はなかったですが(教えて欲しかった・・・)。
私は、家族や友人と美味しいものを食べに行くとか、海や山といった自然を見に行くとか、ゆっくりお風呂に入るとかサッカーを観たり、映画を観たりとかして、心を開放し、少なくとも「硬直マインドセット(fixed mindset)」に陥らないように気をつけています。
要は、ストレスを溜めずに、懐を深く保ち、いつも前向きな気持ちでいること。
シンプルですが、これがとても大事なことだと思います。
以下の本は前向きな気持ちになれるので、たびたび読み返しています。
・「道は開ける」(D・カーネギー)
・「嫌われる勇気」(古賀 史健・岸見 一郎)
・「Think Clearly」(ロルフ・ドベリ)
おすすめですよ〜。
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