息子、娘ともにピアノを習っています。
息子は4歳から習っていて、もう3年が経ちます。
(何度か、発表会にも出て、人前で演奏することも経験しています)
ピアノを習わせようとしたきっかけは、妻がピアノを弾けるので、ある程度教えられることと、祖母が使わなくなった古いアップライトピアノをくれるから、という理由でした。
娘は始めたばかりで、楽しそうにやってますが、息子はレッスンの難易度も上がってきたためか、なんだかんだとブツブツ言いながらやっています。
子ども達には、ピアニストや音楽家になって欲しいわけではないので、息子の方はもう辞めてもいいのかなと思っているのですが、周囲から「ピアノは子どもの脳に良い影響を与えるので、せっかくだからもう少し続けてみれば」とアドバイスをもらい、それならばとなんとか続けています。
では、ピアノは子どもの脳にどう良いのだろうか?
そのことについて、音楽教室の先生に聞いてみました。
「ピアノは、HQが向上することで良く知られています。視覚と聴覚を駆使し、それに合わせて両手をバラバラに動かし、さらには足でペダルも踏まなくてはならないため、動きがとても複雑。したがって脳が良く刺激されるようです。左右の脳をつなげている神経をを太くし、結果的に思考力や運動能力の向上だって見込めると言われています」とのこと。
そうなんですね。
そうだとすると、ピアノの効能は素晴らしいですね。
しかし「HQ」って聴き慣れない言葉が出てきました。
IQ(知能指数)ではなくて、HQです・・・。
インターネットで調べてみると。
HQとは「Human Quotient」のことで「人間性知能」という意味のようです。
人間性知能とは、問題解決能力、主体性、協調性、思いやりといった数値では表しにくい部分の能力のことのようです。
調べているうちに、テレビ番組『ホンマでっかTV』でお馴染みの脳科学者、澤口俊之先生の記事を見つけました。
澤口先生曰く、
「HQを育てるためには、5歳から8歳くらいがより効果的」だとか。
さらに「週に1回で40分くらいのレッスンで良い」ようです。
「4ヶ月くらいで効果が現れ、脳構造を変えるには、2年くらい必要」なようです。
なるほど。
じゃあ、ピアノ歴3年となる我が息子も脳構造は変わったのだろうか?
もともとの性格(脳構造)から変わったのかどうかは、ハッキリ言ってわかりませんが・・・。
少なくとも、最近は協調性(わがままをあまり言わなくなった)や自分の頭で考えるチカラ(言われなくても進んで物事に取り組むようになった)は付いてきたなぁと感じています。
でも、これはピアノの効果なのかな・・・?
澤口先生はさらに、
「ピアノの他にもHQを高める習い事がある」と言います。
それは、「そろばんとサッカーである」とのこと。
なんと!
サッカーもHQを高めてくれるのか。
それは朗報でした。
確かに、サッカーも視覚、聴覚を使いつつ、一瞬一瞬での状況判断が必要。
さらには足でボールを扱うので動きは複雑そのもの。
何か、納得できます。
ちなみに、息子のように嫌々やっている場合はどうなのか?
(サッカーは楽しそうにやってるけど、ピアノは嫌々やっているように見えるので ・・・)
「やはり楽しんでやる方が効果的」
「つまりドーパミンが出た状態でないと基本的には効果は望めない」
「でも子どもはもともとドーパミンの数値が高いので、訓練と思って取り組んだり、嫌々でもやった方が良いです」と澤口先生。
ふーん。
・・・息子ももうしばらく、ピアノを続けさせてみようかな。
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